1. 部活風景

英題：A Scene of Wind Ensemble

作曲：thus(2011)

編曲：thus(2012以前-2013)

歌詞：thus(2011)

Song by thus © 2013 thus

絵：thusの先輩(2013頃)

Art by thusの先輩 © 2013 thus

動画：thus(2013)→再編：thus(2021)

―フォント(再編)：Nishiki-teki

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【 部活風景 ( ぶかつふうけい ) 】

放課後 ( ほうかご ) には いつも　 帰 ( かえ ) らずにそこへ 行 ( い ) く

入 ( はい ) ったのは 数 ( かぞ ) えるほどで　 知 ( し ) らない 人 ( ひと ) がたくさん
何 ( なに ) となしに 思 ( おも ) うのは　 昨日 ( さくじつ ) 見 ( み ) た 夢 ( ゆめ ) の 内容 ( ないよう )

周 ( まわ ) りの 威圧 ( いあつ ) それがぼくは　 怖 ( こわ ) くなって 目 ( め ) を 閉 ( と ) じる
息苦 ( いきぐる ) しい でもぼくは 今日 ( きょう ) も 行 ( い ) きましょう

暗闇 ( くらやみ ) を 超 ( こ ) えてつかんだ 一 ( ひと ) つの 喜 ( よろこ ) び
それも 小 ( ちい ) さな 喜 ( よろこ ) びだけど
それでも 嬉 ( うれ ) しかったんだ

新 ( あたら ) しい 子 ( こ ) がやってきて 責任感 ( せきにんかん ) を 感 ( かん ) じて
それに 潰 ( つぶ ) されかけて　そして 勝手 ( かって ) に 落 ( お ) ちこぼれて

周 ( まわ ) りの 人 ( ひと ) の 会話 ( かいわ ) がみな　 何故 ( なぜ ) か 陰口 ( かげぐち ) に 聞 ( き ) こえる
だけど ぼくは 今日 ( きょう ) もいつも 通 ( どお ) り 行 ( い ) きましょう
そこにぼくがいると 信 ( しん ) じて

対角 ( たいかく ) 線上 ( せんじょう ) に 立 ( た ) つ 君 ( きみ ) を 見 ( み ) て 思 ( おも ) う
ぼくと 君 ( きみ ) の 運命 ( うんめい ) だろうか
こうして 共 ( とも ) に 居 ( い ) れるのは

最後 ( さいご ) の 目標 ( もくひょう ) が 消 ( き ) え　ぼくの 意義 ( いぎ ) も 薄 ( うす ) くなっていく
みんなの 顔 ( かお ) を 見 ( み ) て 気 ( き ) づく　そうか 終 ( お ) わっちゃったんだ

無意味 ( むいみ ) に 人生 ( じんせい ) 送 ( おく ) ったあの 頃 ( ころ ) のぼくが
とても 想像 ( そうぞう ) できないような
大切 ( たいせつ ) なもので 溢 ( あふ ) れてた

もうすぐバイバイだから ここに 意味 ( いみ ) 深 ( ぶか ) く 刻 ( きざ ) もう
ずっと 忘 ( わす ) れぬように
「 大丈夫 ( だいじょうぶ ) 、 君 ( きみ ) はひとりじゃない」と