15. (下)僕

英題:(mine)sweeper

作曲:thus(2018)
編曲:thus(2018)
歌詞:thus(2018)
Song by thus © 2018 thus

絵:thus(2018)
Art by thus © 2018 thus

動画:thus(2018)
―フォント:ほのかアンティーク丸

―Explicit:露骨な虐待描写があります―

【( ( ) ) ( ぼく )

いつからか
( きみ ) はそこに ( ) っている  ( ぼく ) ( ) えない ( えにし ) 味方 ( みかた ) につけて
( きみ ) 本当 ( ほんとう ) ( しあわ ) せそう だけど そういう ( こと ) だけを ( ) いたいんじゃない
その 背後 ( はいご ) にある 価値 ( かち ) ( ゆる ) ( ) く  ( なん )
( ぼく ) 眼孔 ( がんこう ) ( ふか ) ( ふか ) ( ) つめ ( )
( ぼく ) ( あわ ) れみ 見下 ( みくだ ) すような ( )

物心 ( ものごころ ) ついた ( とき ) には  純潔 ( じゅんけつ ) ( あい ) 片割 ( かたわ )
その 片方 ( かたほう ) ( ぼく ) 人生 ( じんせい ) 先回 ( さきまわ )
ただ 生物的 ( せいぶつてき ) 遺伝子 ( いでんし ) ( ) いだだけなのに
教育 ( きょういく ) だ」

「あの ( ) どもには 近寄 ( ちかよ ) るな あれは ( まわ ) りの ( にん ) 不登校 ( ふとうこう ) にする」
( きよ ) ( ただ ) しく ( うつく ) しく  ( おや ) 片親 ( かたおや ) ( うし ) ( ゆび ) ( ) されぬように」
( つね ) 成績 ( せいせき ) 優秀者 ( ゆうしゅうしゃ )  それが 出来 ( でき ) ぬは ( おろ ) かで 下劣 ( げれつ ) 人間 ( にんげん )
そう 毎日 ( まいにち ) ミリ 単位 ( たんい ) ( ) められたら  ( ぼく )

( さか ) らったならば ( ころ ) される」 それは 如何 ( いか ) なる ( あま ) えや どんな ( きずな ) をも
日々日々 ( ひびひび > ( ) えて ( ) えて ( ) くのだろう だから
「あの ( ひと ) ( ぼく ) ( ころ ) せよう」 ならば 如何 ( いか ) なる 孤独 ( こどく ) や どんな 恐怖 ( きょうふ ) でさえ
只々 ( ただただ ) ( ) えて ( ) えて ( ) けるでしょう だけど

( きみ ) はそこに ( ) っていた  ( ぼく ) 渇望 ( かつぼう ) する ( すべ ) てを ( あた ) えられ
( なに ) ( ) わぬ ( かお ) をして ( わら ) う  ( なん ) か こういうのを 理不尽 ( りふじん ) って ( ) うんだな
その 背中 ( せなか ) ( かた ) 無垢 ( むく ) 無関心 ( むかんしん ) がさ  ( なん )
( ぼく ) ( ) ( まえ ) 地位 ( ちい ) ( ) ( おも ) ( ) らす
( きみ ) 父親 ( ちちおや ) ( しば ) りの 人形 ( にんぎょう )

言葉 ( ことば ) ( ちが ) ( ) ( なお ) せ それは『 友達 ( ともだち ) 』じゃなくて『 同級生 ( どうきゅうせい ) 』だ」
( ゆる ) して ( くだ ) さい 御父様 ( おとうさま )  わたし『 友達 ( ともだち ) 』など 一人 ( ひとり ) ( ) ませんから」
( おや ) ( ) かって 礼儀 ( れいぎ ) ( ) い  ( おや ) ( ) どもを ( あい ) する ( せい ) なる 存在 ( そんざい )
( ゆる ) して ( くだ ) さい 御父様 ( おとうさま )   今後 ( こんご ) 貴方 ( あなた ) ( あが ) めて 服従 ( ふくじゅう ) します」

( さか ) らったならば ( ころ ) される」 これは 暴力 ( ぼうりょく ) でなく 正統 ( せいとう ) ( しつけ )
( ゆる ) して ( くだ ) さい 御父様 ( おとうさま )   二度 ( ふたど ) 冗談 ( じょうだん ) ( など ) ( もう ) ( ) げません」
「あの ( ひと ) ( ぼく ) ( ころ ) せよう」 それは ( とも ) 親愛 ( しんあい ) ( はかな ) 犠牲者 ( ぎせいしゃ )
( ゆる ) して ( くだ ) さい ( ゆる ) して ( くだ ) さい どうか どうか ( ころ ) さないで」

( きみ ) 彼処 ( あそこ ) ( ) つ  ( ぼく ) 此処 ( ここ ) ( )
その ( ちが ) いは ( なん ) だ この ( ちが ) いは 一体 ( いったい ) ( なん ) なんだ

( ) ( はじ ) ( さら ) さず ( ひと ) らしく ( ) かず  ( いっ ) 生涯 ( しょうがい ) 親孝行 ( おやこうこう ) しなさい」
「さもなくば ( ) きる 価値 ( かち ) ( ) い」「 ( わし ) 家父 ( かふ ) ( ちょう ) としての 威厳 ( いげん ) ( ) ( もと )
「もう 無理 ( むり ) です」「もう 無理 ( むり ) です」「もう 無理 ( むり ) です」「 ( ) きる 価値 ( かち ) ( ) くても ( ) いので」
( わたし ) 自由 ( じゆう ) ( くだ ) さい」「それが 無理 ( むり ) なら ( よろこ ) んで ( いのち ) ( ) ちます」

( きみ ) はまだそこに ( ) っている  ( ぼく ) ( うつ ) ろに 真直 ( まっす ) 観賞 ( かんしょう ) をして
( きみ ) 本当 ( ほんとう ) ( ぼく ) ( ちが ) う だけど そういう ( こと ) だけを ( ) いたいんじゃない
この 背後 ( はいご ) にある 不和 ( ふわ ) 暴力 ( ぼうりょく )
その 背後 ( はいご ) にある ( あい ) 親切 ( しんせつ )
偶然 ( ぐうぜん ) のような ( さず ) かりものだが
周囲 ( しゅうい ) ( ) うには「 努力 ( どりょく ) 賜物 ( たまもの )

( さか ) らったならば ( ころ ) される」 それは 如何 ( いか ) なる 希望 ( きぼう ) や どんな 未来 ( みらい ) をも
時々 ( ときどき ) ( あらわ ) れて ( こわ ) して ( ) く だから
「あの ( ひと ) ( ぼく ) ( ころ ) せよう」 これが 生涯 ( しょうがい ) ( ) けた ( ( ) ) ( ぼく ) 物語 ( ものがたり )
( しん ) じて ( くだ ) さい ( しん ) じて ( くだ ) さい どうか どうか 見捨 ( みす ) てないで

( きみ ) はそこに ( ) っている  ( ぼく ) ( ) えない ( えにし ) 味方 ( みかた ) につけて
この ( うた ) はそんな ( ねた ) みさ だけど そういう ( こと ) だけを ( ) いたいんじゃない
( きみ ) 背後 ( はいご ) ( あい ) 平穏 ( へいおん ) がさ  ( なん )
( ぼく ) 喉元 ( のどもと ) ( ひど ) ( つよ ) ( ) ( ) ける
貴方 ( あなた ) 犠牲 ( ぎせい ) 我等 ( われら ) 平和 ( へいわ ) だ」と ( ) って