83. クレバス

英題:Percolating through the Crevasse

作曲:thus(2021)
編曲:thus(2021)
Music by thus © 2021 thus

歌詞:thus(2021)
Lyrics by thus © 2021 thus

絵:まかぎ(2021)
Art by まかぎ © 2021 Studio Ema
(Studio Ema:https://studioema.tumblr.com/ )

動画:thus(2021)
―フォント:ほのか新アンティーク角 Medium

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【クレバス】

ポロポロ 毀 ( こぼ ) れる 癖 ( くせ ) と
諸々 ( もろもろ ) 皸 ( (あかぎ) ) れる 精 ( せい ) を
そろそろ 終 ( お ) わりにしたいと
僕 ( ぼく ) らのこと 私 ( わたし ) のこと 知 ( し ) りたいと 望 ( のぞ ) んでる

それなら もう 喋 ( しゃべ ) っているよ
坐 ( いなが ) ら 辿 ( たど ) った 譜 ( つづ ) きを
宛 ( さなが ) ら 紀伝史 ( きでんし ) の 線 ( せん ) を
無理 ( むり ) をせずに 機能 ( きのう ) せずに その 息 ( いき ) を 吐 ( つ ) きましょう

反骨精神 ( はんこつせいしん ) で 錐 ( きり ) 抜 ( ぬ ) かる 魂 ( たま )   窪 ( くぼ ) みの 不安 ( ふあん ) へ 差 ( さ ) し 込 ( こ ) むドラッグ
押花 ( おしばな ) を 生 ( い ) けた 質素 ( しっそ ) な 御部屋 ( おへや ) で 罅 ( ひび ) 入 ( い ) るクオリアの 理 ( り ) を 放棄 ( ほうき ) され
半没地下 ( はんぼつちか ) から 甦 ( よみがえ ) ったように 徐 ( おもむろ ) 、 徐 ( おもむろ ) 刺 ( さ ) さる 天誅 ( てんちゅう ) を
一 ( ひと ) つ 一 ( ひと ) つと 丁寧 ( ていねい ) に 閲 ( けみ ) して

ドリップポットに 注 ( そそ ) ぐ クレパスの 糸球体 ( しきゅうたい ) の 玄 ( くろ )
憔悴 ( しょうすい ) し 切 ( き ) り 億劫 ( おっくう ) の 暗 ( やみ ) に 私 ( わたし ) は 言葉 ( ことば ) を 繕 ( つくろ ) っていた
「 咆 ( ほう ) 。」 湯気 ( ゆげ ) が 立 ( た ) った そんな 生 ( い ) き 心地 ( ごこち ) 莫 ( な ) さと 浮 ( う ) き 立 ( た ) った
上 ( うえ ) を 瞻 ( み ) ぬ 低床 ( ていしょう ) に 凍 ( い ) つ 迄 ( まで ) を 只今 ( ただいま ) から 数 ( かぞ ) え 戔 ( そこ ) なおう

黯 ( くろ ) い、フィルターストリームが 深淵 ( しんえん ) を 覗 ( のぞ ) いてくる
この 表現 ( ひょうげん ) シェマが 絞 ( しぼ ) り 出 ( だ ) した 雫 ( しずく ) は 濾過 ( ろか ) され 無 ( な ) くなっていた
番 ( つが ) い、そんなもの 僕 ( ぼく ) は 迚 ( とて ) も 飲 ( の ) むに 資 ( し ) 毋 ( な ) いからさ
もうそっと 放 ( ほう ) っておいて どうせ 来 ( こ ) 毋 ( な ) いんだ  足攣 ( あしが ) かりを 融 ( と ) かすものなど

文殊 ( もんじゅ ) の 理 ( ことわり ) 鵜呑 ( うの ) みにして  煎 ( せん ) じて 仕立 ( した ) てて それも 事欠 ( ことか ) き
額縁 ( がくぶち ) 食 ( は ) み 出 ( で ) た 余剰 ( よじょう ) の 格 ( かく ) を 鋏 ( はさみ ) で 切 ( き ) り 取 ( と ) りせんと 就 ( つ ) く 者 ( もの )
点々 ( てんてん ) 零 ( お ) ちていく 痛 ( いた ) みに 凍 ( し ) みる  亡 ( な ) いことも 毋 ( な ) い 孤灯 ( ことう ) も 十六夜 ( いざよい ) に 滞 ( たい ) して
静止 ( せいし ) の 硲 ( はざま ) に 気 ( き ) を 浮 ( う ) かしても  全 ( すべ ) てが 融 ( と ) けて 退 ( の ) けては 呉 ( く ) れ 毋 ( な ) い

ドリップポットに 注 ( そそ ) ぐ キャンバスの 吐息 ( といき ) は 皎 ( しろ )
件 ( くだん ) の 凌 ( しの ) ぎを 日進月歩 ( にっしんげっぽ )   歯周 ( ししゅう ) に 挟 ( はさ ) まる 空間 ( くうかん ) を 削 ( そ ) いで
「 咆 ( ほう ) 。」 湯気 ( ゆげ ) が 立 ( た ) った そんな 生 ( い ) き 心地 ( ごこち ) 良 ( よ ) さと 浮 ( う ) き 立 ( た ) った
飛 ( と ) び 込 ( こ ) み 瞰 ( み ) るに 冷 ( さ ) めていた 芯 ( しん ) が 霜焼 ( しもや ) け 凍 ( こお ) り 付 ( つ ) いても

白 ( しろ ) い、フィルターセパレータ  私 ( わたし ) を 穢 ( けが ) していく
その 表現 ( ひょうげん ) シェマが 絞 ( しぼ ) り 出 ( だ ) した 雫 ( しずく ) は 漓 ( したた ) り 溜 ( た ) められていた
番 ( つが ) い、そんな 風 ( ふう ) に 私 ( わたし ) は その 僕 ( ぼく ) から 濾過 ( ろか ) された
「でも 放 ( はな ) しておけば 忘 ( わす ) れるでしょう」と 同 ( おんな ) じ 暁 ( さと ) り 談 ( がた ) りを

給湯 ( (きゅうゆ) ) が 沸 ( わ ) く 迄 ( まで ) もう 少 ( すこ ) しだけ  君 ( きみ ) のことを どうか 聞 ( き ) かせて 欲 ( ほ ) しい
君 ( きみ ) の 身 ( み ) は いつ 何時 ( なんどき ) から 茲 ( ここ ) に 存 ( あ ) るのか  何故 ( なにゆえ ) に 深淵 ( しんえん ) の 筌 ( うえ ) に 蹇 ( と ) まるかを 語 ( かた ) るは

給湯 ( (きゅうゆ) ) が 沸 ( わ ) く 迄 ( まで ) あと 少 ( すこ ) しだけ  貴方 ( あなた ) のことを どうか 嘉 ( よみ ) して 欲 ( ほ ) しい
貴方 ( あなた ) から 私 ( わたし ) を 御手洗 ( みたらし ) に 呼 ( よ ) んでいただけ それに 私 ( わたし ) が 堪 ( こた ) えただけなのだと 語 ( かた ) らう

ドリップポットに 注 ( そそ ) ぐ 水 ( みず ) が 無 ( な ) くなって 幾何 ( いくばく ) か
あの 表現 ( ひょうげん ) シェマが 絞 ( しぼ ) り 出 ( だ ) した 濾過 ( ろか ) され 溜 ( た ) めらる 瀝 ( しずく ) が 在 ( あ ) った
番 ( つが ) い、 効量 ( こうりょう ) に 満 ( み ) ち 達 ( たっ ) した  必要十分 ( ひつようじゅうぶん ) に 一致 ( いっち ) 達 ( たっ ) した
もう 悴 ( かじか ) むことも 莫 ( な ) いからさと その 身 ( み ) に 洽 ( あまね ) く 受 ( う ) け 止 ( と ) めて

切 ( せつ ) ない、フィルターバーサーカ  私 ( わたし ) を 崩 ( くず ) していく
生 ( い ) きれる 貴 ( たっと ) びを 盛 ( も ) られた 最後 ( さいご )   鏤 ( ちりば ) む 私 ( わたし ) はクレバスに 零 ( お ) ちた
番 ( つが ) い、そんな 風 ( ふう ) に 僕 ( ぼく ) を 補完 ( ほかん ) し 守 ( も ) って 呉 ( く ) れて 居 ( い ) たのは
もう 会 ( あ ) え 毋 ( な ) くなるの 何 ( なん ) か 厭 ( いや ) だなぁって 思 ( おも ) いが 目 ( め ) から 流 ( なが ) れた

温 ( ぬく ) い、フィルタードドロップスが 僕 ( ぼく ) を 満 ( み ) たしていく
君 ( きみ ) の 表現 ( ひょうげん ) シェマが 瓦解 ( がかい ) しても 尚 ( なお ) 私 ( わたし ) の 言葉 ( ことば ) は 確 ( たし ) かに 有 ( あ ) った
番 ( つが ) い、 久 ( ひさ ) しいよ、 僕 ( ぼく ) は 壊 ( こわ ) れたに 沁 ( し ) み 痛 ( いた ) み 出 ( だ ) した
この 噎 ( むせ ) びが 褪 ( さ ) める その 前 ( まえ ) に 君 ( きみ ) のエーテルで 血図 ( ちず ) を 描 ( か ) くのさ