87. おつかい納め

英題:At the End of the Year

作曲:thus(2022)
編曲:thus(2022)
Music by thus © 2022 thus

歌詞:thus(2022)
Lyrics by thus © 2022 thus

絵:thus(2022)
Art by thus © 2022 thus

動画:thus(2022)
―フォント:うずらフォント

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「おつかい 納 ( おさ ) め」

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或 ( あ ) る 一時 ( いっとき )   今日 ( こんにち ) とも 業火 ( ごうか ) を 噴 ( ふ ) く 竜種 ( りゅうしゅ ) のお 母 ( かあ ) さん
いつもよりかは 少 ( すこ ) し 忙 ( せわ ) しない  師走 ( しわす ) の 日 ( ひ ) は 何 ( なん ) だか 忙 ( せわ ) しない
日没 ( にちぼつ ) して 雪 ( ゆき ) の 降 ( ふ ) る 頃 ( ころ )   山盛 ( やまも ) りにも 買 ( か ) い 物 ( もの ) を 頼 ( たの ) まれた
曰 ( いわ ) くには 兆 ( ちょう ) 超 ( ちょう ) 特価 ( とっか ) で 沢山 ( たくさん ) 買 ( か ) えるらしい

そんなわけで  今日 ( こんにち ) とも 蓮傘 ( はすがさ ) 葺 ( ふ ) く 小人 ( こびと ) の 私 ( わたし ) は
いつも 通 ( どお ) りの 積雪 ( せきせつ ) へと  足跡 ( あしあと ) 付 ( つ ) け 八百屋 ( やおや ) へ 訪 ( とぶら ) おう
カボチャを 被 ( かぶ ) り 暖 ( だん ) を 取 ( と ) れど 寒 ( さむ ) さが 刺 ( さ ) す 手指 ( てゆび ) が 迚 ( とて ) も 冷 ( つめ ) たい
けど 確 ( たし ) かに 兆 ( ちょう ) 超 ( ちょう ) 特価 ( とっか ) で 沢山 ( たくさん ) 買 ( か ) えました

「 穴 ( あな ) が 開 ( あ ) いているのは どうしてなのか」と
私 ( わたし ) は 何 ( なん ) の 気 ( け ) 無 ( な ) しに 物種 ( ものぐさ ) に
話 ( はな ) し 出 ( だ ) すことが 毎年 ( まいとし ) だと
教 ( おし ) えてくれた その 表情 ( ひょうじょう ) は
懐 ( なつ ) かしむようだった

時 ( とき ) は 流 ( なが ) れ  今日 ( こんにち ) とも 業火 ( ごうか ) を 噴 ( ふ ) く 竜種 ( りゅうしゅ ) のお 母 ( かあ ) さん
いつもよりかは やはり 忙 ( せわ ) しない  師走 ( しわす ) の 日 ( ひ ) はいつでも 忙 ( せわ ) しない
日没 ( にちぼつ ) して 雪 ( ゆき ) の 降 ( ふ ) る 頃 ( ころ )   山盛 ( やまも ) りにもお 遣 ( つか ) いを 頼 ( たの ) まれた
この 時期 ( じき ) の 兆 ( ちょう ) 超 ( ちょう ) 特価 ( とっか ) を 買 ( か ) い 忘 ( わす ) れていたらしい

そんなわけで  今日 ( こんにち ) とも 蓮傘 ( はすがさ ) 葺 ( ふ ) く 小人 ( こびと ) の 私 ( わたし ) は
いつもより 強 ( つよ ) く 殴 ( なぐ ) る 風雪 ( ふうせつ ) に 雪 ( ゆき ) だるまの 八百屋 ( やおや ) へ 訪 ( とぶら ) おう
カボチャに 籠 ( こ ) めた 暖 ( だん ) も 飛 ( と ) んで 寒 ( さむ ) さが 刺 ( さ ) す 手指 ( てゆび ) が 迚 ( とて ) も 冷 ( つめ ) たい
積載 ( せきさい ) 一杯 ( いっぱい ) 兆 ( ちょう ) 超 ( ちょう ) 特価 ( とっか ) で 沢山 ( たくさん ) 買 ( か ) いました

「 穴 ( あな ) が 開 ( あ ) いているのは どうしてなのか」と
私 ( わたし ) は 煮鍋 ( になべ ) を 待 ( ま ) てる 物種 ( ものぐさ ) に
毛布 ( もうふ ) に 包 ( くる ) まり 訊 ( き ) いてみた
その 日 ( ひ ) の 鍋 ( なべ ) は 迚 ( とて ) も 美味 ( おい ) しかった

「 穴 ( あな ) が 開 ( あ ) いているのは 何故 ( なぜ ) なのか」
お 化 ( ば ) けの 我 ( わ ) が 子 ( こ ) は 不意 ( ふい ) に 物種 ( ものぐさ ) に
話 ( はな ) し 出 ( だ ) したから 思 ( おも ) い 出 ( だ ) した
この 日 ( ひ ) にいつも 私 ( わたし ) も 訊 ( き ) いたと

穴 ( あな ) が 開 ( あ ) いているは 何故 ( なぜ ) なのか
それは 貴方 ( あなた ) の 幸 ( さいわ ) いを 見通 ( みとお ) す 為 ( ため ) だと
伝 ( つた ) わり 譜 ( つづ ) いて 来 ( き ) たのだと
教 ( おし ) えてくれた 私 ( わたし ) の 母 ( はは ) を
懐 ( なつ ) かしむように