英題:The Unidentified
作曲:thus(2022)
編曲:thus(2022)
歌詞:thus(2022)
Song by thus © 2022 thus
絵:茶仔(2022)
Art by 茶仔 © 2022 茶仔
動画:thus(2022)
―フォント:あんずもじ2020
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―
【
灼
】
花火
は
鳴
り
終
わり
寂寥
と
硝煙
の
匂
い
夏夜
の
闇
へ
過
ぎて
熄
える
頃
人気
のない
畦道
の
通
りで
来
いよ
来
いよと
招
いている
影
が
何
かと
思
って
近
づいてみるけど
どうしたことか
距離
が
縮
まらない
あんまり
暗
くて
顔
も
良
く
見
えない
おいでおいでと
招
いている
影
が
私
は
星
の
仔
よ
帰
れないと
大奥
に
佇
み こちらを
見
ているのか
吹
く
夜風
が
余熱
を
撫
でるように
僕
に
何
かを
求
めているのか
私
は
星
の
仔
よ
帰
れないと
ただ
上
を
見上
げて
憂
いているようだった
天
の
川
を
背
に
湛
えた
光
る
山
で
僕
に
何
をか
求
めているのか
分
からないけれど
困
っていそうだから
僕
は
山
を
一緒
に
登
っていた
今日
も
熱帯夜
日付
が
変
わる
頃
提灯
を
片手
に
深夜
の
肝試
し
そう
言
えば この
山
は
初
めて
登
ったかな
いや
盆頃
先祖供養
で
登
ったかな
どうも
道中
で
鼻
突
く
屋台
の
香
りが
後
の
祭
りの
余興
と
並
んでいる
燐
の
人魂
が
飛
んでいる
布地
のお
化
けも
交
っている
樹木
が
唆
す
籤引
き
御布施
のインチキ
商売屋
私
は
星
の
仔
よ
帰
りたいと
頂
に
佇
み
空
を
見上
げていた
吹
く
夜風
の
冷
たさと
同
じような
その
素振
りは
寂
しそうだった
私
は
星
の
仔
よ
帰
りたいと
あの
星
を
指差
し
言
っているようだった
天
の
川
の
繁星
が
集
く
逆光
に
翳
る
その
姿
は
綺麗
で
儚
かった
暫
くは
静
かに
何
にもない
時
で
夜空
の
星
を
手持無沙汰
に
眺
めた
夏
の
大三角
を
何
となく
探
したら
青
い
地球
が
浮
いていたんだ
見
てはいけないものを
見
てしまったような
気分
そんな
僕
を
心配
そうに
覗
き
込
む
月明
かりと
星
の
輝
きに
照
る
見
たその
顔
は
僕
の
顔
だった
君
は
星
の
仔
よ
灼
の
仔
よ
貴方
の
還
るべき
星
はあそこにある
遠
い
向
こう
側
で
鈴々
と
聞
こえる
囃子
を
耳
にしながら じっと
見
つめていた
君
は
星
の
仔
よ
灼
の
仔
よ
貴方
の
故郷
は まだここではないと
吹
く
夜風
に
星
へ
向
けて
舞
い
上
がれ
僕
の
身体
が ふわりと
浮
いていく
私
の
星
の
仔
よ
灼
の
仔
よ
その
身
を
輝
かせ さあ
還
りなさいと
遠
く
離
れていく
花火
も
屋台
も
小
さくなって
星
の
彼方
へ
消
えてしまった もう
夏
の
終
わりと
共
に
熄
えた