英題:Lonesome
作曲: thus(2021-2023)
編曲: thus(2023)
歌詞: thus(2023)
Song by thus © 2023 thus
―
―
―
【
煢
】
白紙
の
上
の
薄
い
罫線
を
無為
に
見
つめる
鍵盤
の
前
で
黙
と
端
から
座
っていた
欒
く
囲炉裏
で
話
す
党
を
眺
めて
僕
はそっと
裏口
を
出
る
気懸
かり
呉
れる
目
にも
気
づかず
そうしてそのまま
違
うことはなく
何処
に
居
てもそうだった まるで
前世
の
業
を
背負
ったように
皆
何
かを
知
っていた
僕
が
持
てない
何
かを
緒
として
分
からぬ
僕
は
机上
に
目
を
落
とす
小
さな
家
が
竚
む ぽつり
門越
し
同
じ
団欒
の
其処
に
転
がる
日々
を
美
しく
思
って
今
、
僕
が
此処
に
立
てているその
訳
は
慥
かなものが
無
い
中
立
てていれるのは
何故
か
概
して
煢
だった
幾何異性
を
居
ないように
透
かされ
概
して
覓
めていたんだ
異星感
なイリヤの
旅
をした
―*―
確
か、
自分
の
席
に
座
るようにと、
皆
が
席
に
着
いたんだった。
私
が
座
った
椅子
だけ
壊
れ、
預
けた
体重
で
背中
から
落
ちた。
今
もずっと
落
ち
続
けている。
*―*
ドールハウス
一軒家
にお
邪魔
した
朝朗
け
共
に
過
ぎる
期
を
繋
ぎ
遺
された
人
の
気配
破
られた
約束
を
未
だ
信
じ
果
たそうとしてて
心
は
留
まった
儘
僕
を
呼
ぶ
声
に
振
り
向
く
舞踏会
が
始
まって
僕
を
周
り
仮装
が
舞
う
御相手
を
探
して
仮面
卸
す
視野
が
開
くのを
待
つ
記憶
から
零
れ
落
ちていた
誰
かを
待
ったかを
探
した
時刻
途切
れて
茲
が
落
ちるように
視界
が
低
くなる
今
、
僕
が
此処
に
立
てているその
訳
は
慥
かさが
無
い
既
で
崩
れないは
何故
なのか
概
して
煢
だった
幾何異性
を
居
ないように
透
かされ
概
して
索
めていたんだ
異星感
なイリヤを
旅
して
今
、
僕
が
此処
に
立
てているその
訳
は
慥
かさが
無
い
既
で
崩
れないは
何故
なのか
概
して
煢
だった
何処迄
も
孑
りで
歩
いた
概
して
索
めていたんだ
破紙
で
貼
り
合
わせたような
私
が
―*―
今
でも
思
い
出
します。
目
を
虚
ろにありもしない
病院
に
希望
を
託
し、
未
だ
子
どもの
君
が
大人
に
整形
された
表情
は
可哀
そうで
見
ていられなかった。できれば
代
わってやりたかった。
毎日
昼食
が
無
い
人
を
背
に「
世界
の
貧困
を
失
くす」と
言
う
青臭
い
中等学生
みたく
礼賛
と
写真
と
動画
だけ。
缶
を
放
られ
不法投棄
を
疑
われるのは
君
、みたいな
生
き
辛
さ。
私
は
迚
も
悔
しかった。
君
のことをよくも
知
らない
傍観者
が
全
てを
識
った
気
で
勝手
に
見
たい
形
に
君
を
装飾
して
君
が
遊
ばれるのが、
本当
に
迚
も
悔
しかった。
信
じるものが
無
くなった
君
は
遂
に、
人
と
仲良
く
成
ろうとすることを
諦
めた。
全部
一人
で
何
とかするようになった。
明日
はと
私
が
思
ったその
日
にはもう、そのまま。
私達
は
一度
で
良
いから
聴
いてみたかった。「
美味
しそうだなぁ」みたいな、
呉
と
零
れる
何
でもないような
怡
びを、
君
の
口
から、
君
の
傍
で。
いつかそんな
時
が
来
るでしょうか。
掴
むことができなかった
落
ちていく
手
を
眺
め
終
わったら、
私達
にはもう
去
ることしかできません。
只
、いつかそんな
日
が
来
て
欲
しいと、
私達
は
願
っています。
ずっと
願
っています。
*―*
塵
と
積
もった
骸
の
山
の
丘
で
黄昏
れ
寝転
ぶように
僕
は
其処
に
落
ち
着
いたようで
先
に
見
た
夢片
を
縫
う
破
られて
了
った
恋文
のように
裂
かれてきた
自分
の
箇所
の
一
つ
一
つ
断片
を
指
に
挟
んだものを
人形達
が
今
、
此処
に
先立
って
呉
れていたのは
慥
かなものがあったと
感
じれるは
何故
なのか
概
して
煢
だった
幾何異性
を
同
じように
愁
いて
概
して
徼
めていたんだ
異星感
なイリヤを
眺
めて
今
、
僕
が
此処
に
立
てているその
訳
は
患
い
乍
ら
僕
を
助
け
損
ねた
残骸
だった
概
して
煢
だった
幾何異性
を
同
じように
愁
いて
概
して
求
めていたんだ
異星感
なイリヤに
遺
して
そうして
束
ねていたんだ
在
れば
良
い
旨
でずっと
絆
して
そうして
此処迄
待
っていた
―*―
弔辞
生前
、
私
が
幸
せになるところを
見届
けたいと
言
ってくれた
貴方
は、
私
を
取
り
零
し、
私
の
目
の
前
から
急
に
居
なくなったことを、
後
ろめたく
思
っているかもしれませんが、
貴方
の
苦労
と
絞
り
出
した
優
しさに
気
づくことができなかったほど
若
くて
愚
かな
私
の
胸
の
内
にあるのは、
失
って
初
めて
気
づいた、
贖罪
一杯
に
溢
れた
感謝
と
喪失感
です。
貴方
の
声
はもう
私
には
届
きません。でも、
私
の
言葉
はきっと
貴方
に
届
く
筈
ですから、
私
はこれからも
茲
から、
言葉
を
紡
ぎ
続
けましょう。
貴方
が
私
に
願
って
呉
れたみたいに、
貴方
がちゃんと
明日
を
迎
えるようにと、
悲
しまないようにと、
憂
えないようにと。
だからどうか、もうこれ
以上
私
の
事
で
苦
しまず、
安
らかに
眠
って
下
さい。
私
は
貴方
を
忘
れませんから。
どうかご
冥福
を。