127. 誕生日

英題:Birth

作曲:thus(2023)
編曲:thus(2023-2024)
Music by thus © 2024 thus

歌詞:thus(2023-2024)
Lyrics by thus © 2024 thus

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【 誕生 ( たんじょう ) 日 ( び ) 】

俗世 ( ぞくせ ) から 置 ( お ) いた 一 ( ひと ) つ 星 ( ぼし ) の 下 ( した )
真 ( ま ) っ 新 ( さら ) みたいな 封蝋書 ( ふうろうしょ ) が 届 ( とど ) いた

静謐 ( せいひつ ) な 日入 ( ひい ) りで 彼此 ( ひし ) が 合 ( あ ) わされば
旅 ( たび ) の 支度 ( したく ) を 荷造 ( にづく ) るようにと
いつかを 過 ( す ) ごした 姿 ( すがた ) を 浮 ( う ) かべて
丘 ( おか ) の 方 ( ほう ) を 眺 ( なが ) めた

遠 ( とお ) くても 繋 ( つな ) がる 空 ( そら ) の 向 ( む ) こう
指縁 ( ゆびぶち ) に 透 ( す ) かした 影送 ( かげおく ) り
夙 ( つと ) に 確 ( たし ) かに 聴 ( き ) いていた 世界中 ( せかいじゅう ) の 景色 ( けしき ) を
僕 ( ぼく ) は 其処 ( そこ ) に 思 ( おも ) い 描 ( えが ) く

あの 遠 ( とお ) くの 日入 ( ひい ) りの 更 ( さら ) に 向 ( む ) こう
何某 ( なにがし ) かが 来 ( き ) てくれと 待 ( ま ) っている
なら 僕 ( ぼく ) の 姿見 ( すがたみ ) に 思 ( おも ) い 出 ( で ) を 全部 ( ぜんぶ ) 抱 ( かか ) えて
祝 ( いわ ) う 為 ( ため ) に 旅 ( たび ) に 出 ( で ) るよ

例 ( たと ) えどんなにその 場 ( ば ) が 遠 ( とお ) くても
踏 ( ふ ) み 出 ( だ ) したる 僕等 ( ぼくら ) は 繋 ( つな ) ぎ 往 ( ゆ ) く
至 ( いた ) れた 暁 ( あかつき ) には 祝 ( いわ ) わせて 呉 ( く ) れるかな
卒 ( つい ) と 新 ( あら ) たな 門出 ( かどで ) を

道程 ( みちのり ) を 辿 ( たど ) って 歩 ( ある ) き 尽 ( つ ) かして
力車 ( りきしゃ ) に 揺 ( ゆ ) られ 何十刻 ( なんじゅっこく ) 転寝 ( うたたね )

生活 ( せいかつ ) が 交 ( まじ ) わる 人 ( ひと ) の 気 ( け ) を 抜 ( ぬ ) けて
線 ( せん ) を 外 ( はず ) せば 礑 ( はた ) と 戻 ( もど ) って
万里 ( ばんり ) と 離 ( はな ) れた 日常 ( にちじょう ) の 向 ( む ) こう
丘 ( おか ) の 上 ( うえ ) を 目指 ( めざ ) した

あの 遠 ( とお ) くの 裾野 ( すその ) の 更 ( さら ) に 向 ( む ) こう
何某 ( なにがし ) かが 瞬 ( またた ) き 舞 ( ま ) っている
いつか 紡 ( つむ ) ぎ 為 ( な ) した 思 ( おも ) い 出 ( で ) を 全部 ( ぜんぶ ) 伝 ( つた ) えて
讃美 ( さんび ) の 歌 ( うた ) が 聴 ( き ) こえる

同 ( おな ) じように 思 ( おも ) い 入 ( い ) れを 携 ( たずさ ) えて
違 ( ちが ) う 容 ( かたち ) の 皆 ( みんな ) が 目指 ( めざ ) している
至 ( いた ) れた 暁 ( あかつき ) には 祝 ( いわ ) わせて 呉 ( く ) れるかな
卒 ( つい ) と 新 ( あら ) たな 門出 ( かどで ) を 一緒 ( いっしょ ) に

通 ( とお ) り 過 ( す ) ぎ 切 ( き ) る 日常 ( にちじょう ) を 零 ( こぼ ) して
上書 ( うわが ) く 日々 ( ひび ) に 知 ( し ) らずと 消 ( き ) え 去 ( さ ) れ
そうして 僕等 ( ぼくら ) は 其々 ( それぞれ ) の 世界 ( せかい ) へと
静 ( しず ) かに 呑 ( の ) まれていると 思 ( おも ) った

禄 ( さいわ ) いを 配 ( くば ) る 真心 ( まごころ ) を 便 ( たよ ) って
よく 見 ( み ) て 来 ( き ) た 足跡 ( あしあと ) を 辿 ( たど ) って
そうして 僕等 ( ぼくら ) は 其々 ( それぞれ ) の 世界 ( せかい ) から
同 ( おな ) じ 丘 ( おか ) を 目指 ( めざ ) した

童話 ( どうわ ) で 見 ( み ) るような 丘 ( おか ) の 上 ( うえ )
各々 ( おのおの ) と 僕等 ( ぼくら ) は 集 ( あつ ) まった
いつか 紡 ( つむ ) ぎ 呉 ( く ) れた 思 ( おも ) い 出 ( で ) を 全部 ( ぜんぶ ) 湛 ( たた ) えて
この 日 ( ひ ) だけを 祝 ( いわ ) う 為 ( ため ) に

陽 ( ひ ) が 遠 ( とお ) く 降 ( ふ ) り 注 ( そそ ) ぐ 空 ( そら ) の 下 ( した )
誕生 ( たんじょう ) を 宣 ( の ) べ 交 ( か ) わす 双 ( ふた ) つ 手 ( て ) で
皆 ( みな ) と 紡 ( つむ ) ぎ 為 ( な ) した 思 ( おも ) い 入 ( い ) れを 全部 ( ぜんぶ ) 讚 ( たた ) えた
鐘 ( かね ) を 三度 ( みたび ) と 鳴 ( な ) らした

それら 幸福 ( こうふく ) を 報 ( しら ) せる 鐘 ( かね ) の 音 ( ね ) が
山 ( やま ) を 降 ( お ) り 一面 ( いちめん ) に 響 ( ひび ) き 渡 ( わた ) る
この 唯日 ( ゆいじつ ) を 茲 ( ここ ) で 祝 ( いわ ) わせて 呉 ( く ) れたことを
僕等 ( ぼくら ) は 決 ( けっ ) して 忘 ( わす ) れないよ
「おめでとう」
「そしてこれからも」