163. 天体

英題:Heavenly Body

作曲:thus(2019-2025)
編曲:thus(2025)
Music by thus © 2025 thus

歌詞:thus(2025)
Lyrics by thus © 2025 thus

絵:絵を描くしばいぬ(2025)
Art by 絵を描くしばいぬ © 2025 絵を描くしばいぬ

動画:thus(2025)
―フォント:瀬戸フォント
Video by thus © 2025 thus

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「 天体 ( てんたい ) 」

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天体層 ( てんたいそう ) の 光 ( ひか ) れる 彼方 ( かなた ) より
巻層雲 ( けんそううん ) を 突 ( つ ) き 抜 ( ぬ ) け 落 ( お ) ちた 日 ( ひ ) に
生 ( い ) き 続 ( つづ ) く 一度 ( いちど ) だけ 大地 ( だいち ) の 鼓動 ( こどう ) を 聞 ( き ) いた

気流 ( きりゅう ) を 掠 ( かす ) む 肌 ( はだ ) の 音 ( おと ) を 今 ( いま ) もずっと 確 ( たし ) かに 覚 ( おぼ ) えている
それは 後 ( あと ) にも 先 ( さき ) にも 無 ( な ) いのだった

群島 ( ぐんとう ) 圍 ( かこ ) う 旅 ( たび ) の 海 ( うみ ) へ 行 ( い ) こうと 共 ( とも ) に 大事 ( だいじ ) なものを 集 ( あつ ) めていく
其等 ( それら ) が 全 ( すべ ) て 揃 ( そろ ) うのは いつになるやらと
差 ( さ ) し 当 ( あ ) たりの 未来 ( みらい )

只 ( ただ ) どうしてかな 一目散 ( いちもくさん ) と 除 ( よ ) ける 生死 ( せいし ) を 見 ( み ) て 見 ( み ) ぬ 振 ( ふ ) りをして
前 ( まえ ) へ 前 ( まえ ) へと 昧 ( くら ) がる 郤 ( すき ) なく 染 ( し ) み 展 ( ひろ ) げるのに 精一杯 ( せいいっぱい ) になって

天体層 ( てんたいそう ) の 光 ( ひか ) れる 彼方 ( かなた ) より
息 ( いき ) づける 生 ( い ) き 譜 ( つづ ) く 大地 ( だいち ) と 衷 ( こころ ) を 交 ( か ) わす 夢 ( ゆめ ) を 見 ( み ) た
空 ( そら ) を 隕 ( お ) ちて 御声 ( みこえ ) を 澄 ( す ) ます 度 ( たび )
引 ( ひ ) かれ 合 ( あ ) い 引 ( ひ ) かれ 合 ( あ ) う 万 ( よろず ) が 確 ( たし ) かに 存 ( あ ) ると 感 ( かん ) じ 取 ( と ) った

点対 ( てんたい ) の 地果 ( ちは ) てを 見出 ( みいだ ) した 祥 ( きざ ) しで
飛 ( と ) び 征 ( ゆ ) ける 彷徨 ( さまよ ) える 何 ( なに ) もが 万象 ( ばんしょう ) の 意志 ( いし ) の 状 ( かたち ) だった
其等 ( それら ) 総 ( すべ ) て 全部 ( ぜんぶ ) 抱 ( かか ) うる 風 ( すがた ) が
碧々 ( あおあお ) と 拡 ( ひろ ) がれる 一 ( ひと ) つの 生命 ( せいめい ) のように 見 ( み ) えていたんだ

一島一島 ( いっとういっとう ) を 浹 ( めぐ ) り 辿 ( たど ) り 征 ( ゆ ) き 厳 ( げん ) と 臨 ( のぞ ) み 立 ( た ) つ 錠 ( じょう ) を 切 ( き ) り 開 ( ひら ) き
形 ( かたち ) の 欠 ( か ) けていた 手応 ( てごた ) えを 集 ( あつ ) め 之 ( ゆ ) く

潮 ( しお ) を 渡 ( わた ) る 繁吹 ( しぶき ) の 冷 ( (ちべ) ) たしさを 不意 ( ふい ) に 礑 ( はた ) と 偶 ( たま ) さかに 思 ( おも ) い 浮 ( う ) く
時 ( とき ) には 鐫 ( うが ) つ 大慈悲 ( だいじひ ) で 時 ( とき ) には 蓋 ( けだ ) し 虔 ( つつし ) んで
流転 ( るてん ) する 茲界 ( しかい )

只 ( ただ ) どうしてかな 星々 ( ほしぼし ) が 後 ( うし ) ろ 鏡 ( かがみ ) を 引 ( ひ ) くように 遠 ( とお ) ざく 力動 ( りきどう ) を
それでも 抗 ( あらが ) い 進 ( すす ) むのを 物言 ( ものい ) われぬ 軌道 ( きどう ) で 振 ( ふ ) り 払 ( はら ) おうとして

遥 ( なが ) い 冒険 ( ぼうけん ) の 終着 ( しゅうちゃく ) は 端 ( はな ) に 落 ( お ) ち 立 ( た ) ったその 場所 ( ばしょ ) だった
夜空 ( よぞら ) の 謐 ( ひつ ) な 野営 ( やえい ) で
熾 ( おこ ) した 暗 ( くら ) がりを 見 ( み ) つめた

集 ( あつ ) めてきたもの 組 ( く ) み 出 ( だ ) し
その 音 ( おと ) だけ 動 ( うご ) き 出 ( だ ) す 時間 ( じかん ) へ
このまま 帰 ( かえ ) れなくても 良 ( い ) いのにと
思 ( おも ) わないでもなかった

帰還 ( きかん ) が 希望 ( きぼう ) に 煌 ( きら ) めいた
辺 ( あた ) りを 泄 ( も ) れ 輝 ( て ) らせる 釉 ( ひかり ) が
私 ( わたし ) は  熙 ( ああ ) 、 綺麗 ( きれい ) だ そう 思 ( おも ) った
私 ( わたし ) は  熙 ( ああ ) 、 綺麗 ( きれい ) だ そう 思 ( おも ) った

出発 ( しゅっぱつ ) の 音 ( おと ) が 轟 ( とどろ ) き 出 ( だ ) す
風 ( かぜ ) が 暴 ( あば ) れ 天 ( てん ) に 飛 ( と ) び 立 ( た ) つのだ
私 ( わたし ) は  煕 ( ああ ) 、 了 ( お ) わるのか そう 思 ( おも ) った
私 ( わたし ) は  煕 ( ああ ) 、 了 ( お ) わりか そう 思 ( おも ) った いつかは

天体層 ( てんたいそう ) の 光 ( ひか ) れる 彼方 ( かなた ) より
息 ( いき ) づける 生 ( い ) き 譜 ( つづ ) く 大地 ( だいち ) と 衷 ( こころ ) を 交 ( か ) わす 夢 ( ゆめ ) を 見 ( み ) た
巻層 ( けんそう ) を 抜 ( ぬ ) く 音 ( おと ) が 響 ( ひび ) く 度 ( たび ) に
去 ( さ ) る 火々 ( ひび ) を 綿 ( つら ) なりを 漂 ( さら ) しを 尊 ( たっと ) べるほどに 思 ( おも ) い 切 ( き ) った

天体 ( てんたい ) を 離 ( はな ) れる  彼方 ( かなた ) へ 向 ( む ) かい
離 ( はな ) れ 邁 ( ゆ ) く 置 ( お ) いて 邁 ( ゆ ) く 情 ( こころ ) を 大地 ( だいち ) に 詒 ( のこ ) し 熄 ( き ) える 時 ( とき )
機体 ( きたい ) を 押 ( お ) すように 聲 ( こえ ) が 聽 ( き ) こ 得 ( え ) たんだ
「 必 ( かなら ) ずさ、 必 ( かなら ) ずだ  僕等 ( ぼくら ) は 還 ( また ) いつかきっと 逢 ( あ ) おうじゃんか」
「 必 ( かなら ) ずさ、 必 ( かなら ) ずだ  僕等 ( ぼくら ) は 還 ( また ) いつかきっと 逢 ( あ ) おうじゃんか」
「 必 ( かなら ) ずさ、 必 ( かなら ) ずだ  僕等 ( ぼくら ) は 還 ( また ) いつかきっと 逢 ( あ ) おうじゃんか」
必 ( かなら ) ずさ、 必 ( かなら ) ずだ  私 ( わたし ) は 還 ( また ) いつか 茲 ( ここ ) へ 逢 ( あ ) える 筈 ( はず ) だ
忘 ( わす ) れるな、 忘 ( わす ) れるな、さようなら

私 ( わたし ) の 夢郷 ( ゆめさと )