65. ポーション零式

英題:Potion Φ

作曲:thus(2021)
編曲:thus(2021)
Music by thus © 2021 thus

歌詞:thus(2021)
Lyrics by thus © 2021 thus

絵:thus(2021)
Art by thus © 2021 thus

動画:thus(2021)
―フォント:なつめもじ, ふい字P

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「ポーション 零式 ( ぜろしき ) 」

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ぽつぽつ ポツポツ 溜 ( た ) めている それを 兀々 ( こつこつ ) 骨々 ( こつこつ ) 溜 ( た ) めている  貴方 ( あなた ) は
ぽつぽつ ポツポツ 溜 ( た ) めている それを 兀々 ( こつこつ ) 骨々 ( こつこつ ) 溜 ( た ) めている  貴方 ( あなた ) は

歳月 ( さいげつ ) 重 ( かさ ) ね 硯 ( けん ) を 呵 ( か ) する 僕 ( ぼく ) は
先 ( せん ) 見 ( けん ) 知 ( し ) らずと 余白 ( よはく ) を 瞥 ( べっ ) すれば
今日 ( きょう ) も 千度 ( せんど ) の 機会 ( きかい ) を 生 ( い ) かして
只 ( ただ ) 洽 ( あまね ) く 用途 ( ようと ) で 充填 ( じゅうてん ) せんとまがなう

一 ( ひと ) つ 一 ( ひと ) つを 瓶 ( びん ) へと 煮詰 ( につ ) めては
標本 ( ひょうほん ) 刺 ( さ ) し 祈 ( いの ) り 間誤付 ( まごつ ) く 毎日 ( まいにち ) に
もう 疲 ( つか ) れ 果 ( は ) てていて 次第 ( しだい ) に
また 前代 ( ぜんだい ) 未聞 ( みもん ) な 押 ( お ) し 問 ( もん ) 答 ( どう ) に 裂 ( さ ) く

黎 ( れい ) なくらい 昔日 ( せきじつ ) のレシピに 倣 ( なら ) って
一蔑 ( いちべつ ) に 馴 ( な ) れ 悪心 ( あくしん ) と 過 ( す ) ごして 又 ( また ) へらへら
疎意 ( そい ) に 浸 ( つ ) かり 逸 ( いっ ) しては 蠕動 ( ぜんどう ) が 逼 ( せま ) る 清浄 ( せいじょう ) 作用 ( さよう )
義体 ( ぎたい ) が 如 ( ごと ) き 凋落 ( ちょうらく ) の 已 ( や ) む 無 ( な ) しが 罷 ( まか ) り 通 ( とお ) らんと

君 ( きみ ) の 腺 ( せん ) から 泌 ( にじ ) む 体液 ( たいえき ) を 全 ( すべ ) て 閾量 ( いきりょう ) 服 ( ふく ) せば 或 ( ある ) いは
時代 ( じだい ) の 寵愛 ( ちょうあい ) 恩恵 ( おんけい ) を 受 ( う ) けて きっと 何 ( なに ) 不自由 ( ふじゆう ) なく 生 ( い ) きれるだろう
その 甘露 ( かんろ ) を 一滴 ( いってき ) 頂戴 ( ちょうだい ) よ ほんの 本当 ( ほんとう ) に 一寸 ( ちょっと ) で 良 ( い ) いから
君 ( きみ ) の 優 ( やさ ) しい 純垢 ( じゅんく ) な 心 ( こころ ) を 受 ( う ) けて 醜 ( みにく ) い 思想 ( しそう ) の 穢 ( けが ) れを 落 ( お ) としたいのさ

ぽつぽつ ポツポツ 溜 ( た ) めている それを 兀々 ( こつこつ ) 骨々 ( こつこつ ) 溜 ( た ) めている  貴方 ( あなた ) は
ぽつぽつ ポツポツ 溜 ( た ) めている それを 兀々 ( こつこつ ) 骨々 ( こつこつ ) 溜 ( た ) めている  貴方 ( あなた ) は

虫 ( むし ) の 良 ( い ) い 距離 ( きょり ) で 零 ( こぼ ) れを 期 ( き ) する 旨 ( むね )
「 忘 ( わす ) れた」 皮肉 ( ひにく ) が 孕 ( はら ) む 嫌悪感 ( けんおかん ) で
命対象 ( めいたいしょう ) 傷 ( いた ) んで 失句 ( しっく ) す 遺体 ( いたい ) に
只 ( ただ ) 嬉々 ( きき ) とし 美味 ( びみ ) とす 無関心 ( むかんしん ) の 怪物 ( かいぶつ ) を

三杯酢 ( さんばいず ) に 漬 ( つ ) けて 浸 ( ひた ) して 溶 ( と ) かす 具現 ( ぐげん )
面白味 ( おもしろみ ) 故 ( ゆえ ) に 挙 ( こぞ ) って 意識 ( いしき ) が 斂 ( れん )
暈 ( ぼか ) し 眩 ( くら ) んで リタイア
目前 ( もくぜん ) に 在 ( あ ) る 暗 ( あん ) 点 ( てん ) に 視野 ( しや ) 狭窄 ( きょうさく ) した

妙 ( みょう ) に 暗 ( くら ) い 旭日 ( きょくじつ ) のレストルームへ 離 ( はな ) れて
一瞥 ( いちべつ ) にまた 悪心 ( あくしん ) を 感 ( かん ) じ 見 ( み ) て 只 ( ただ ) 冷 ( ひ ) や 冷 ( ひ ) や
十五 ( じゅうご ) にぶらり 提 ( ひっさ ) がる 籠絡犯 ( ろうらくはん )   信頼 ( しんらい ) に 絆 ( ほだ ) され
襞 ( ひだ ) を 押 ( お ) し 退 ( の ) け 忽 ( こつ ) として 穢 ( けが ) された 触媒 ( しょくばい ) を 洗 ( あら ) うため

君 ( きみ ) の 腺 ( せん ) から 泌 ( にじ ) む 体液 ( たいえき ) を 全 ( すべ ) て 閾量 ( いきりょう ) 服 ( ふく ) せば 或 ( ある ) いは
時代 ( じだい ) の 泥砂利 ( でいじゃり ) 汚濁 ( おだく ) に 曝 ( さら ) された 訳 ( わけ ) を 完全 ( かんぜん ) に 矛盾 ( むじゅん ) なく 解 ( かい ) せるだろう
その 甘露 ( かんろ ) を 一 ( いっ ) 滴 ( てき ) 頂戴 ( ちょうだい ) よ ほんの 本当 ( ほんとう ) に 一寸 ( ちょっと ) で 良 ( い ) いから
僕 ( ぼく ) の 穢 ( きたな ) い 悖 ( もと ) る 魂 ( たましい ) に 触 ( ふ ) れず  綺麗 ( きれい ) な 純 ( きいと ) 解 ( ほつ ) れ 湿気 ( しけ ) ぬように

歳月重 ( さいげつかさ ) ねを 読 ( よ ) み 終 ( お ) えた 私 ( わたし ) は
その 門戸 ( もんこ ) に 佇 ( たたず ) む 貴方 ( あなた ) 目 ( め ) を 遣 ( や ) れば
凌辱 ( りょうじょく ) に 耐 ( た ) える 時 ( とき ) の 顔 ( かお ) していた
だから 黒曜石 ( こくようせき ) を 垣間見 ( かいまみ ) せた

「 私 ( わたし ) の 腺 ( せん ) から 泌 ( にじ ) む 体液 ( たいえき ) を 全 ( すべ ) て 致死量 ( ちしりょう ) 下 ( くだ ) せば 或 ( ある ) いは」
「 時代 ( じだい ) の 寵愛 ( ちょうあい ) 恩恵 ( おんけい ) に 矯 ( た ) められた 苦 ( く ) から 完全 ( かんぜん ) に 放 ( はな ) たれ 逝 ( い ) けるのだろう」
「この 血露 ( けつろ ) を 全摘 ( ぜんてき ) あげましょう そして 宛 ( さなが ) ら 眠 ( ねむ ) りに 就 ( つ ) きましょう」
「 蓋 ( けだ ) し『 優 ( やさ ) しい』『 綺麗 ( きれい ) な』 心 ( こころ ) は  搾 ( しぼ ) り 取 ( と ) られた 末路 ( まつろ ) 世界 ( せかい ) の 掃 ( は ) き 溜 ( だ ) めだ」

僕等 ( ぼくら ) の 腺 ( せん ) から 泌 ( にじ ) む 体液 ( たいえき ) を 全 ( すべ ) て 閾量 ( いきりょう ) 下 ( くだ ) せば 或 ( ある ) いは
時代 ( じだい ) の 要矯請 ( ようきょうせい ) に 犯 ( おか ) されず きっと 外傷 ( がいしょう ) 毀損 ( きそん ) 無 ( な ) く 乖 ( かい ) せるだろう
その 甘露 ( かんろ ) を 共 ( とも ) に 作 ( つく ) りましょう  哀 ( あい ) は 本当 ( ほんとう ) に 一寸 ( ちょっと ) で 良 ( い ) いから
口伝 ( くでん ) の 第零薬箋 ( だいれいやくせん ) 処方 ( しょほう ) して  君 ( きみ ) を 純苦 ( じゅんく ) に 累 ( しば ) る 純 ( きいと ) 緩 ( ゆる ) ませ 今 ( いま )

初 ( はじ ) めて 見 ( み ) た
腫瘍 ( しゅよう ) が 崩 ( くず ) れるような
無色 ( むしょく ) 透明 ( とうめい ) な
禍 ( まが ) を 飲 ( の ) ます 泗 ( なみだ )

ぽつぽつ ポツポツ 溜 ( た ) めている  今日 ( きょう ) も 兀々 ( こつこつ ) 骨々 ( こつこつ ) 溜 ( た ) めている  僕等 ( ぼくら ) は
ぽつぽつ ポツポツ 溜 ( た ) めている  今日 ( きょう ) も 兀々 ( こつこつ ) 骨々 ( こつこつ ) 溜 ( た ) めている  私等 ( わたしら ) は