119. 帰郷

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英題：Homecoming

作曲：thus(2023)
編曲：thus(2023)
歌詞：thus(2023)
Song by thus © 2023 thus

絵：茶仔(2023)
Art by 茶仔 © 2023 茶仔

動画：thus(2023)
―フォント：仕事メモ書き

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【 帰郷 ( ききょう ) 】

旅立 ( たびだ ) ちの 少 ( すこ ) し 早 ( はや ) い 朝 ( あさ )
霞 ( かすみ ) 掛 ( が ) かる 空 ( そら ) も 寝 ( ね ) ぼける 中 ( なか )
何 ( なん ) となく 疲 ( つか ) れた 時 ( とき ) はまた
れんこんを 食 ( た ) べにおいで

またれんこんを 食 ( た ) べに 帰 ( かえ ) っておいでと 言 ( い ) った
れんこんを 食 ( た ) べに 帰 ( かえ ) っておいでと 言 ( い ) った

朝 ( あさ ) 早 ( はや ) く 起 ( お ) きて 家 ( いえ ) を 出 ( で ) て
夜 ( よる ) 遅 ( おそ ) く 更 ( ふ ) けに 帰 ( かえ ) ってくる
毎日 ( まいにち ) がそうして 流 ( なが ) れて
淡々 ( たんたん ) 疲 ( つか ) れていった

そう 毎日 ( まいにち ) ただ 疲 ( つか ) れて 帰 ( かえ ) っていたから
毎日 ( まいにち ) ただ 疲 ( つか ) れて 帰 ( かえ ) っては 寝 ( ね ) た

忙 ( せわ ) しない 時間 ( じかん ) を 縫 ( ぬ ) い 合 ( あ ) わせ
好 ( す ) きだった 煮凝 ( にこご ) る 美味 ( おい ) しさを
いざ 自分 ( じぶん ) で 作 ( つく ) ってみたけど
腐 ( くさ ) って 了 ( しま ) っていて 当 ( あ ) たった

そう 毎日 ( まいにち ) ただ 疲 ( つか ) れて 帰 ( かえ ) っていたから
毎日 ( まいにち ) ただ 疲 ( つか ) れて 帰 ( かえ ) っては 寝 ( ね ) た

何事 ( なにごと ) も 上手 ( うま ) く 回 ( まわ ) らなくて
何 ( なん ) となく 悲 ( かな ) しくなってきて
ふと 思 ( おも ) う 最後 ( さいご ) に 一度 ( いちど ) だけ
「れんこんが 食 ( た ) べたいなぁ」

嗚呼 ( ああ ) 、れんこんを 食 ( た ) べに 帰 ( かえ ) りたいと 思 ( おも ) った
れんこんを 食 ( た ) べに 帰 ( かえ ) りたいと 思 ( おも ) った

れんこんを 食 ( た ) べに 帰 ( かえ ) ろうと 思 ( おも ) った
れんこんを 食 ( た ) べに 帰 ( かえ ) ろうと 思 ( おも ) った
懐 ( なつ ) かしい 顔 ( かお ) が 見 ( み ) たいと 思 ( おも ) った
食卓 ( しょくたく ) を 囲 ( かこ ) い 話 ( はな ) したいと 思 ( おも ) った

旅立 ( たびだ ) ちの 少 ( すこ ) し 早 ( はや ) い 朝 ( あさ )
霞 ( かすみ ) 掛 ( が ) かる 空 ( そら ) も 寝 ( ね ) ぼける 中 ( なか )
何 ( なん ) となく 疲 ( つか ) れた 時 ( とき ) はまた
れんこんを 食 ( た ) べにおいで