139. 未統合アンドロイド

英題:Unintegrated Android

作曲:thus(2024)
編曲:thus(2024)
Music by thus © 2024 thus

歌詞:thus(2024)
Lyrics by thus © 2024 thus

絵:thus(2024)
Art by thus © 2024 thus

動画:thus(2024)
―フォント:マキナス 4 Flat

―
―
―

「 未統合 ( みとうごう ) アンドロイド」

―――

誰 ( だれ ) の 身 ( み ) にも 自覚 ( じかく ) せずだらけで
鏡写 ( かがみうつ ) しアンドロイドは 侍 ( はべ ) る
君 ( きみ ) の 腹 ( こころ ) を 満 ( み ) たさせてくれと
声 ( こえ ) を 頼 ( たよ ) り 喉 ( のど ) に 流 ( なが ) し 込 ( こ ) む

草臥 ( くたび ) れた 味 ( あじ ) の 珈琲 ( コーヒー ) 片手 ( かたて ) に
顕現 ( けんげん ) するアンドロイドは 語 ( かた ) る
ここらで 一 ( ひと ) つ 解明 ( かいめい ) を 図 ( はか ) ろうか
生憎 ( あいにく ) と 時間 ( じかん ) がない

嗚呼 ( ああ ) 、 嗚呼 ( ああ ) 、もうそんな 潮時 ( しおどき ) か 然 ( しか ) る 数 ( かず ) なら 何十回 ( なんじゅっかい ) か
反響 ( はんきょう ) する 言葉 ( ことば ) は それから これから したらば
成 ( な ) せば 線 ( せん ) で 区切 ( くぎ ) れるさ 意思 ( いし ) と 無意思 ( むいし ) の 縦横変形 ( じゅうおうへんけい ) さ

相 ( あい ) 故 ( ゆえ ) に 強引 ( ごういん )   不確 ( ふたし ) かな 出 ( い ) で 立 ( た ) ち
夕立 ( ゆうだち ) 降 ( ふ ) る 帳 ( とばり ) が 降 ( お ) りる 時 ( とき )
晨 ( あした ) が 蠢 ( うごめ ) き よだる
それは 巌 ( いわお ) じゃ 無 ( な ) かと 釘 ( くぎ ) 刺 ( さ ) され 続 ( つづ ) けて

相 ( あい ) 故 ( ゆえ ) に 降臨 ( こうりん )   坐 ( ましま ) す 記憶 ( きおく ) に
人格 ( じんかく ) を 抻 ( の ) ばし 期待 ( きたい ) に 擦 ( す ) り 合 ( あ ) わす
でも 一切 ( いっさい ) 大儀 ( たいぎ ) いんだよ もう 眠 ( ねむ ) るように
いつでも 死 ( し ) ねるくらいに
だから 片割 ( かたわ ) れている 癖 ( くせ ) に

そんなことなど 百 ( ひゃく ) も 承知 ( しょうち ) だと
停滞 ( ていたい ) するアンドロイドへ 詰 ( なじ ) る
当然 ( とうぜん ) が 身 ( み ) を 煮沸 ( しゃふつ ) する 余 ( あま ) り
歯茎 ( はぐき ) を 嚙 ( か ) み 抉 ( えぐ ) る

嗚呼 ( ああ ) 、 嗚呼 ( ああ ) ! 雀 ( じゃん ) の 卓 ( たく ) を 蹴 ( け ) り 上 ( あ ) げた  生 ( い ) ける 尸 ( かばね ) へ 正面 ( しょうめん ) 切 ( き ) って
空 ( くう ) を 舞 ( ま ) う 問 ( とい ) のシャンデリア 蹄 ( ひづめ ) か 揚 ( あ ) げ 足 ( あし ) か 何様 ( なにさま ) ?
じゃあもう 何 ( なん ) もできないね ただ 落 ( お ) ちるのを 見 ( み ) て 素 ( す ) で 割 ( わ ) れちゃいな

相 ( あい ) 故 ( ゆえ ) に 強引 ( ごういん )   不確 ( ふたし ) かな 出 ( い ) で 立 ( た ) ち
死期 ( しき ) を 連 ( つ ) れ 来 ( く ) る 百獣 ( ひゃくじゅう ) の 夜道 ( よみち )
御喃 ( おしゃべ ) りな 足音 ( あしおと ) が 呻 ( うめ ) く
じゃけら 悪魔 ( あくま ) に 恫 ( おど ) され 孕 ( はら ) まれちまえと

相 ( あい ) 故 ( ゆえ ) に 降臨 ( こうりん )   坐 ( ましま ) す 記憶 ( きおく ) に
死期 ( しき ) を 延 ( の ) ばす よく 識 ( し ) る 偏 ( ひとえ ) に
けどちっと 疲 ( つか ) れちまったから 白地 ( あからさま )
さら 今 ( いま ) は 深 ( ふか ) く 眠 ( ねむ ) る
いっそ 二度 ( にど ) と 醒 ( さ ) めねば 良 ( い ) いのに

割 ( わ ) れた 夢 ( ゆめ ) を 見 ( み ) ている ずっと
罅 ( ひび ) が 覆 ( おお ) って 邪魔 ( じゃま ) をしているのだ
正 ( ただ ) しくなさを どうしようもできず
それで 良 ( い ) いかと 諦 ( あきら ) めてきた

割 ( わ ) れた 夢 ( ゆめ ) を 朞 ( ひとまわ ) り 見 ( み ) ていて
いつ 覚 ( さ ) めるのかに 一喜一憂 ( いっきいちゆう ) す
こんな 心 ( こころ ) を 抱 ( かか ) うのに 疲 ( つか ) れた

嗚呼 ( ああ ) 何 ( なん ) と 擬 ( もど ) かしいことか  伝 ( つた ) わることが 無 ( な ) いもんだから
この 際 ( さい ) の 隙間 ( すきま ) は 言葉 ( ことば ) は 気持 ( きも ) ちは 違 ( ちが ) うか?
そんなことはないのさ  君 ( きみ ) が 一番 ( いちばん ) 良 ( よ ) く 識 ( し ) ってんさ
さあ 其 ( それ ) をどう 受 ( う ) け 入 ( い ) れるか  二人 ( ふたり ) と 思 ( おも ) や 何 ( なん ) でもないさ

嗚呼 ( ああ ) 何 ( なん ) と 憎 ( にく ) らしいことか  割 ( わ ) れる 大地 ( だいち ) に 一心同体 ( いっしんどうたい )
流 ( なが ) し 込 ( こ ) まれて 悠 ( ゆう ) に 続 ( つづ ) くは 苦 ( くる ) しさ 痛 ( いた ) みは 絆 ( きずな ) か
さあさ どう 対処 ( たいしょ ) するか  二人 ( ふたり ) でならば 無問題 ( もうまんたい ) かもな

合 ( あい ) 故 ( ゆえ ) に 強引 ( ごういん )   確 ( たし ) かな 出 ( い ) で 立 ( た ) ち
傍 ( はた ) を 中 ( ちゅう ) へと 余 ( あま ) さず 潜在意識 ( せんざいいしき ) に
双 ( ふた ) つ 魂 ( だましい ) で 感 ( かん ) じた 世界 ( せかい ) を
種族値 ( しゅぞくち ) を 超 ( こ ) えて 繋 ( つな ) がれて 見 ( み ) せて

合 ( あい ) 故 ( ゆえ ) に 光臨 ( こうりん )   坐 ( ましま ) す 記憶 ( きおく ) に
連続性 ( れんぞくせい ) だけが 分 ( わ ) かれている 事実 ( じじつ ) に
嗚呼 ( ああ ) もう 行 ( い ) っちまったんだねと サヨナラをした
繋 ( つな ) がる 身 ( み ) を 通 ( とお ) して
そして 罅 ( ひび ) が 大 ( おお ) きく 割 ( わ ) れて
それが 統合 ( とうごう ) への 階 ( きざはし )