英題:Snowfall
作曲:thus(2024-2025)
編曲:thus(2025)
Music by thus © 2025 thus
歌詞:thus(2025)
Lyrics by thus © 2025 thus
絵:thus(2025)
Art by thus © 2025 thus
動画:thus(2025)
―フォント:クレー One
Video by thus © 2025 thus
―
―
    「
        大雪
        
        
        
    」
    ―――
    
        縹
        
        
        
    と
        抜
        
        
        
    く 
        姿無
        
        
        
    き
        冷黒
        
        
        
    
    
        節季
        
        
        
    を
        消
        
        
        
    し 
        皚
        
        
        
    に
        嵩張
        
        
        
    る
    
        雪庇
        
        
        
    の
        標
        
        
        
     
        覚束無
        
        
        
    く
        孑
        
        
        
    り
    
        天上
        
        
        
     
        鳴
        
        
        
    く
        音
        
        
        
     
        止
        
        
        
    めどなく
    ゆらり ゆらり 
        揺
        
        
        
    れ
        征
        
        
        
    く
        斯界
        
        
        
    
    はらり はらり 
        霽
        
        
        
    れず
        事欠
        
        
        
    き
    ひらり ひらり 
        舞
        
        
        
    う
        袖篝
        
        
        
    
    ぶわり ぶわり 
        食
        
        
        
    み
        出
        
        
        
    でる
        腑
        
        
        
    
    
        大雪
        
        
        
    の
        積
        
        
        
    もり
        征
        
        
        
    く
        足
        
        
        
    に
        埋
        
        
        
    まる
        遺体
        
        
        
    を
        識
        
        
        
    れるか
    
        前代
        
        
        
    の
        地
        
        
        
    へ
        堆
        
        
        
    く
        積
        
        
        
    もり
        埋
        
        
        
    まる
        無念
        
        
        
    を
    
        貴方
        
        
        
    には
        分
        
        
        
    からないだろうが
    
        大雪
        
        
        
    の
        氾
        
        
        
    がれる
        茲
        
        
        
    に
        来
        
        
        
    る
        意味
        
        
        
    を
        識
        
        
        
    れるか
    
        先代
        
        
        
    の
        諦念
        
        
        
    を
        未
        
        
        
    だ 
        霜焼
        
        
        
    く
        脳裏
        
        
        
    の
        釁
        
        
        
    を
    
        貴方
        
        
        
    には
        分
        
        
        
    からないだろうが
    
        蛍雪
        
        
        
    の 
        灯
        
        
        
    が
        熄
        
        
        
    え
        暫
        
        
        
    くの
    
        温度
        
        
        
    の
        跡
        
        
        
    に 
        桔梗
        
        
        
    が
        映
        
        
        
    える
    
        岩雪
        
        
        
    の
        果
        
        
        
    てへ 
        深
        
        
        
    く
        深
        
        
        
    く
        北野
        
        
        
    に
    
        誰
        
        
        
    か 
        足音
        
        
        
    が
        近
        
        
        
    づく
    きらり よれり 
        瞬
        
        
        
    き
        揺
        
        
        
    れて
    ただり くたり 
        落
        
        
        
    ちる
        砂時計
        
        
        
    
    なやり ぼわり 
        群勢
        
        
        
    の
        蔭
        
        
        
    
    いはり うやり 
        淀
        
        
        
    む
        意識魔
        
        
        
    に
    「
        何
        
        
        
    しに
        来
        
        
        
    たの」
    
        大雪
        
        
        
    の
        積
        
        
        
    もり
        征
        
        
        
    く
        行方知
        
        
        
    れず
        埋
        
        
        
    まるを
        識
        
        
        
    れるか
    
        人材脈
        
        
        
    に
        飽
        
        
        
    き
        足
        
        
        
    らず 
        錆旧波塔
        
        
        
    を
        未
        
        
        
    だ
        建
        
        
        
    てる
    
        貴方
        
        
        
    には
        分
        
        
        
    からないだろうが
    
        大雪
        
        
        
    の
        氾
        
        
        
    がれる
        曵地
        
        
        
    に
        至
        
        
        
    る
        意志
        
        
        
    を
        識
        
        
        
    れるか
    
        冬眠
        
        
        
    の
        甲斐
        
        
        
    を
        態々
        
        
        
    と
        掘
        
        
        
    り
        発
        
        
        
    き
        価値付
        
        
        
    ける
    
        貴方
        
        
        
    には
        分
        
        
        
    からないだろうが
    
        大雪
        
        
        
    が
        降
        
        
        
    り
        積
        
        
        
    もる (
        大雪
        
        
        
    が
        降
        
        
        
    り
        積
        
        
        
    もる)
    
        大雪
        
        
        
    が
        降
        
        
        
    り
        積
        
        
        
    もる (
        大雪
        
        
        
    が
        降
        
        
        
    り
        積
        
        
        
    もる)
    
        大雪
        
        
        
    は
        降
        
        
        
    り
        積
        
        
        
    もる (
        大雪
        
        
        
    は
        降
        
        
        
    り
        積
        
        
        
    もる)
    
        大雪
        
        
        
    は
        降
        
        
        
    り
        積
        
        
        
    もる (
        大雪
        
        
        
    は
        降
        
        
        
    り
        積
        
        
        
    もる)
    
        大雪
        
        
        
    の
        下
        
        
        
    に
        張
        
        
        
    る 
        氾
        
        
        
    がれる
        闇
        
        
        
    を
        識
        
        
        
    れるか
    
        静寂
        
        
        
    へと
        包
        
        
        
    み
        凪
        
        
        
    ぐ 
        孟
        
        
        
    めから
        在
        
        
        
    る
        雪
        
        
        
    ぐ
        出口
        
        
        
    を
    
        日
        
        
        
    の
        目
        
        
        
    を
        浴
        
        
        
    びたくなき
        安寧
        
        
        
    を
    
        大雪
        
        
        
    に
        身
        
        
        
    を
        投
        
        
        
    げる 
        我等
        
        
        
    の
        腑
        
        
        
    を
        識
        
        
        
    れるか
    
        生命
        
        
        
    を
        糺
        
        
        
    え
        紬
        
        
        
    ぐ 
        口伝承
        
        
        
    で
        済
        
        
        
    ますべき
        謡
        
        
        
    を
    
        貴方達
        
        
        
    が
        晞
        
        
        
    す
        屈辱
        
        
        
    を
    
        輝
        
        
        
    き
        煽
        
        
        
    る
        人災
        
        
        
    で 
        派手
        
        
        
    な
        脚色
        
        
        
    の
        刺青
        
        
        
    で
    
        大雪
        
        
        
    へ
        身
        
        
        
    を
        投
        
        
        
    げる
        腑雪
        
        
        
    を
        識
        
        
        
    らぬ
        貴方
        
        
        
    は
    
        静謐
        
        
        
    に
        舞
        
        
        
    う
        処女雪
        
        
        
    を
        冒
        
        
        
    し
        路銀
        
        
        
    を
        映
        
        
        
    さんとする
    
        放
        
        
        
    っといてくれ 
        道程
        
        
        
    を
        舗
        
        
        
    くな
    
        大雪
        
        
        
    へ
        身
        
        
        
    を
        投
        
        
        
    げる
        腑雪
        
        
        
    を
        識
        
        
        
    らぬ
        貴方
        
        
        
    は
    
        異聞
        
        
        
    の
        交流
        
        
        
    と
        銘打
        
        
        
    ちて 
        除雪
        
        
        
     
        融
        
        
        
    かして
        地上
        
        
        
    を
        墾
        
        
        
    く
    
        放
        
        
        
    っといてくれ 
        熾
        
        
        
    し
        存
        
        
        
    らすな
    
        氷面
        
        
        
     
        永久
        
        
        
     
        熄
        
        
        
    えんとす
        地果
        
        
        
    てを 
        其
        
        
        
    を
        得
        
        
        
    んと
        恩着
        
        
        
    す
        権
        
        
        
    よ