165. 放学末に報せる最後の戻想歌

英題:Someone Chimes (Not) to Say Farewell


作曲:thus(2024-2025)
編曲:thus(2025)
Music by thus © 2025 thus

歌詞:thus(2024-2025)
Lyrics by thus © 2025 thus

絵:()
Art by © 

動画:()
―フォント:Noto Sans JP DemiLight
Video by © 

―
video
―
―

「 放学末 ( ほうがくまつ ) に 報 ( しら ) せる 最後 ( さいご ) の 戻想歌 ( れいそうか ) 」

―――

線 ( せん ) の 行 ( い ) き 止 ( ど ) まり 伸 ( の ) び 代 ( しろ ) に 坐 ( ざ ) して
風体 ( ふうてい ) の 空 ( あ ) いた 隙 ( すき ) に 蔭法師 ( かげぼうし ) が 一 ( ひと ) つ
相貌 ( そうぼう ) の 無 ( な ) い 面影 ( おもかげ ) に 盲盲 ( もうもう ) と 御輿 ( みこし ) され
善意 ( ぜんい ) か 悪意 ( あくい ) か 微笑 ( ほほえ ) んでいるだけ

君 ( きみ ) は 惨 ( さん ) たる 過去 ( かこ ) に 何 ( なに ) を 描 ( えが ) く
意義追 ( いぎお ) い 剝 ( は ) ぎと 悲劇 ( ひげき ) へ 掌 ( てのひら ) 返 ( かえ ) す 骨董 ( こっとう ) の
唆 ( そそのか ) す 言葉通 ( ことばどお ) りに 捨 ( す ) てないで
それは 君 ( きみ ) が 生涯 ( しょうがい ) 焼 ( く ) べ 続 ( つづ ) けよう 最後 ( さいご ) の 希望 ( きぼう )

此処 ( ここ ) から 先 ( さき ) には 入 ( はい ) っちゃ 駄目 ( だめ ) だと
間 ( ま ) に 合 ( あ ) いの 正常 ( せいじょう ) を 与 ( あた ) う 蔭法師 ( かげぼうし ) がもう 一 ( ひと ) つ
有無 ( うむ ) も 言 ( い ) わさず 後出 ( あとだ ) し 横入 ( よこい ) られ
嘘 ( うそ ) か 誠 ( まこと ) か 無表情 ( むひょうじょう ) に 務 ( つと ) めるだけ

これから 後 ( うし ) ろは 振 ( ふ ) り 向 ( む ) いちゃ 駄目 ( だめ ) だと
識 ( し ) っている 路線図共 ( ろせんずごと ) 乱暴 ( らんぼう ) に 罰 ( ばつ ) を 釁 ( ぬ ) られ
前 ( まえ ) を 見 ( み ) れば 見 ( み ) るほどに 視野 ( しや ) が 狭窄 ( きょうさく ) する
義眼 ( ぎがん ) を 忙殺 ( ぼうさつ ) してでも 前 ( まえ ) を 向 ( む ) く

君 ( きみ ) は 惨 ( さん ) たる 過去 ( かこ ) に 何 ( なに ) を 描 ( えが ) く
比私劣 ( ひしれつ ) な 不幸 ( ふこう ) をファッションに 着 ( き ) てさ 消費 ( しょうひ ) でもすんの
だなんて 二重基準 ( にじゅうきじゅん ) な 奇譚感 ( きたんかん ) に 耳 ( みみ ) を 貸 ( か ) さないで
そりゃ 死 ( し ) を 卑怯 ( ひきょう ) と 宣 ( のたま ) う 看護 ( かんご ) の 浅薄 ( せんぱく ) な 綾 ( あや )

惨 ( さん ) たる 過去 ( かこ ) に 何 ( なに ) を 描 ( えが ) く
再団縁 ( さいだんえん ) は 虛 ( むな ) し 狡獪 ( こうかい ) を 成 ( な ) せる 三魂 ( さんこん ) たる 瞰病 ( かんびょう )
それを 忌 ( い ) み 嫌 ( きら ) えるを 擁 ( だ ) く 未荼毘 ( みだび ) の 方 ( ほう ) へと 引 ( ひ ) き 返 ( かえ ) して
それが 君 ( きみ ) が 生涯 ( しょうがい ) 焼 ( く ) べ 続 ( つづ ) けよう 最後 ( さいご ) の 希望 ( きぼう )

惨 ( さん ) たる 過去 ( かこ ) に 何 ( なに ) を 描 ( えが ) く
一概 ( いちがい ) に 言 ( い ) えぬ 反社癖 ( はんしゃへき ) 被 ( かぶ ) り 囲 ( かこ ) う 皆 ( みんな ) を
召喚 ( しょうかん ) する 叙述啓発 ( じょじゅつけいはつ ) に 触 ( ふ ) れないで
そりゃ 君 ( きみ ) を 生涯 ( しょうがい ) 礼 ( れい ) で 飼 ( か ) い 殺 ( ころ ) す 養分 ( ようぶん ) の 罠 ( わな )

惨 ( さん ) たる 過去 ( かこ ) に 何 ( なに ) を 描 ( えが ) く
教訓示 ( きょうくんじ ) を 破 ( やぶ ) り 後 ( うし ) ろを 瞥 ( み ) れば 皆 ( みな ) など 居 ( い ) なかった
残 ( のこ ) る 只一人 ( ただひとり ) こそが 君 ( きみ ) らしくて
その 存 ( あ ) るが 儘 ( まま ) を 愛 ( いと ) おしがれる 誰 ( だれ ) かの 元 ( もと ) へ

想 ( おも ) いは 何故 ( なぜ ) に
意気地 ( いくじ ) が 無 ( な ) くて
でも 譲 ( ゆず ) れなくて
誰 ( だれ ) かの 元 ( もと ) へ

蔭 ( かげ ) を 振 ( ふ ) り 切 ( き ) って
繚 ( めぐ ) りが 易 ( か ) わって
血 ( ち ) の 当 ( あ ) てを 跋 ( こ ) えて
誰 ( だれ ) かの 元 ( もと ) へ