57. 氷雪

英題:Iceberg

作曲:thus(2020)
編曲:thus(2020)
歌詞:thus(2020)
Song by thus © 2020 thus

絵:thus(2020)
Art by thus © 2020 thus

動画:thus(2020)
―フォント:ほのかアンティーク角

氷雪 ( ひょうせつ )

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夕凪 ( ゆうなぎ ) ( やみ ) ( おお ) 久来 ( くらい ) ( なか )   鎖糸 ( くさりいと ) ( ほつ ) 凛冽 ( りんれつ ) ( ひそ ) ( ) ねて
凍傷 ( とうしょう ) ( かさ ) 既堆 ( きたい ) ( つぶ ) されていた  四方 ( しほう ) 精神病 ( せいしんびょう ) ( かじか )

氷上 ( ひょうじょう ) 不凍 ( ふとう ) ( うた ) ( ) ( つた ) え  ( たよ ) りに ( むす ) びに 無動 ( むどう ) 明音 ( みょうおん )
( おお ) きな 卒塔婆 ( そとば ) 連詩歌 ( れんしいか )
明星 ( みょうじょう ) 軌跡 ( きせき ) ( はず ) ( けい ) 帰還 ( きかん ) する ( さま )  その ( しるべ ) 東極星 ( とうきょくせい )
西端 ( せいたん ) ( ) ( ) ( しるし ) ( ) して

( たか ) い  ( たか ) い  ( たか ) い  ( とこ ) ( まで ) ( )
( さむ ) い  ( さむ ) い  ( ) われが ( たが )
( くら ) い  ( くら ) い  ( きり ) ( なか )
( つら ) い  ( つら ) い  ( つら ) いから

( ) ( ) ねない  荘厳 ( そうごん ) ( )
白金 ( はくきん ) 世界 ( せかい ) 未知 ( みち ) ( )
( ) えゆく 空気 ( くうき ) 鮮度 ( せんど ) 空間 ( くうかん ) ( ) らし ( うつ ) ( ) した
月虹 ( げっこう ) 凍土 ( とうど ) 霜焼 ( しもや ) けた

また ( ) ちて ( ) 悪寒 ( おかん ) ( しずく )
( ほころ ) 足場 ( あしば ) 苦心 ( くしん ) ( しぼ ) ( みず ) ( したた )
( いき ) ( ころ ) して ( ) ( はい ) ( こお ) らなければ
今将 ( いままさ ) ( やま ) 神様 ( かみさま ) が この ( いのち ) ( くらい ) ( たし ) かめているのさ

麻牡丹 ( あさぼたん ) 結晶 ( けっしょう ) となる 一輪 ( いちわ ) ( ) く  ( ) れずに 幻想 ( げんそう ) がしんしと ( ゆび ) ( つた )
( にわ ) ( しん ) ( がた ) さが ( いびつ ) から ( ) た この ( おのれ ) ( よわ ) さからか

尾根 ( おね ) ( づた ) いに 小屋 ( こや ) ( ) 星屑 ( ほしくず ) のようだ  沙雨 ( さざめ ) ( ) てつき ( やり ) ( ) 上々 ( じょうじょう )
地上 ( ちじょう ) ( はな ) 宇宙 ( うちゅう ) ( ちか )
渓谷 ( けいこく ) 遠回 ( とおまわ ) りして 節々 ( ふしぶし ) 山道 ( さんどう )   氷柱 ( つらら ) 墓標 ( ぼひょう ) 見立 ( みた ) てて ( )
今朝 ( けさ ) しがた ( うな ) 寝袋 ( ねぶくろ ) ( )

( ) ちて ( ) 不甲斐 ( ふがい ) ( )
反動 ( はんどう ) 策状 ( さくじょう ) ( はま ) 地獄 ( じごく )
( ようや ) 前方 ( ぜんぽう ) 不透 ( ふとう ) に 「 ( ) えない」を ( ) ている ( くろ ) 道沿 ( みちぞ ) いの
呼吸 ( こきゅう ) ( かん ) じる  ( した ) 味蕾 ( みらい ) ( いと )

また ( ) ちて ( ) 無感 ( むかん ) ( ひず )
氷雪 ( ひょうせつ ) がしんしんと ( ) ( そそ ) ぐ  ( おと ) ( そばだ )
( ふさ ) いで ( ) たいけど 諸刃 ( もろは ) ( いきどお ) りを ( )
意留 ( いと ) める ( やま ) 神様 ( かみさま ) に この 御霊 ( みたま ) 正体 ( しょうたい ) ( たし ) かめに ( ) くのさ

嗚呼 ( ああ )   ( たか ) い  ( たか ) い  何処 ( どこ ) ( まで ) ( ) た)
( さむ ) い  ( さむ ) い  ( ) われが ( ひど ) い)
( くら ) い  ( くら ) い  ( めい ) ( なか ) か)
( つら ) い  ( つら ) い  ( つら ) いのか)

嗚於 ( おお ) ( そび ) ( ) 偉大 ( いだい ) 山々 ( やまやま )   連峰 ( れんぽう ) 縦走 ( じゅうそう ) 徒渉 ( としょう ) して ( )
嗚呼 ( ああ )   ( たか ) い  ( たか ) い  何処迄 ( どこまで ) ( ) た)
( くず ) ( ) ちた 雪庇 ( せっぴ ) ( あと ) 尻目 ( しりめ )   心残 ( こころのこ ) ( など ) 種々 ( くさぐさ ) ( ) いて
( さむ ) い  ( さむ ) い  ( ) われが ( ひど ) い)
嗚於 ( おお ) ( そび ) ( ) 偉大 ( いだい ) 山々 ( やまやま )   ( ねむ ) らず ( うた ) うは 鎮魂歌 ( ちんこんか )
( くら ) い  ( くら ) い  ( めい ) ( なか ) か)
単独歩 ( たんどくほ ) 何処 ( どこ ) まで ( ) く  何故 ( なにゆえ )
( つら ) い  ( つら ) いのか)

虹簾 ( にじすだれ ) 動態 ( どうたい ) ( )
本上 ( ほんじょう ) 奇跡 ( きせき ) ( ) ( おそ )
天昇 ( てんしょう ) ( つつ ) まれ ( ) えたい 愁冷 ( しゅうれい ) ( ) でる ( ) 吹雪 ( ふぶき )
大丈夫 ( だいじょうぶ ) なのさ」 背中 ( せなか ) ( )

( ) ちて ( ) 恐怖 ( きょうふ ) ( )
血潮 ( ちしお ) 凍温 ( とうおん ) ( なげ ) ( ) でる
( きみ ) 何故 ( なにゆえ ) ( いただき ) ( きわむ ) むか」  ( ) いに ( もく ) ( みぎ ) へと ( )
( いつく ) しい ( やま ) 神様 ( かみさま ) よ この ( たましい ) ( ことわり ) ( しめ ) ( ) ( たま )

( ) ちていない  荘厳 ( そうごん ) ( )
白金 ( はくきん ) 世界 ( せかい ) ( ゆき ) ( )
( ) める ( いわお ) ( とも ) ( ) ( ひょう )   ( たす ) ( ) 相容 ( あいい ) れぬ ( まま )
( ) くのだ  ( やま ) ( かみ ) ( ) う 「その ( あし ) ( けっ ) して ( ) ( はず ) さぬように」

( たか ) ( さむ ) ( とこ ) まで ( )
嗚於 ( おお ) ( そび ) ( ) 偉大 ( いだい ) 山々 ( やまやま )   連峰 ( れんぽう ) 縦走 ( じゅうそう ) 徒渉 ( としょう ) して ( ) く)
( きわ ) ( きわ ) ( きり ) ( ) けた
( くず ) ( ) ちた 雪庇 ( せっぴ ) ( あと ) 尻目 ( しりめ )   心残 ( こころのこ ) ( など ) 種々 ( くさぐさ ) ( ) いて)
( くら ) ( つら ) 夜明 ( よあ ) けが ( ちか )
嗚於 ( おお ) ( そび ) ( ) 偉大 ( いだい ) 山々 ( やまやま )   ( ねむ ) らず ( うた ) うは 鎮魂歌 ( ちんこんか )
( きわ ) ( きわ ) 頂上 ( ちょうじょう ) が―――
単独歩 ( たんどくほ ) 何処 ( どこ ) まで ( ) く  ( もど ) ( ) ( びと ) 御座 ( おわ ) 君ヶ本山 ( きみがほんざん ) ( まで )