102. 健忘

英題:Forgetfulness

作曲:thus(2018)
編曲:thus(2018-2022)
Music by thus © 2022 thus

歌詞:thus(2018-2022)
Lyrics by thus © 2022 thus

絵:thus(2023)
動画:thus(2023)
―フォント:ふい字

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【 健忘 ( けんぼう ) 】

何 ( なに ) をしなくとも
何 ( なに ) をしなくとも

まだ 日 ( ひ ) の 差 ( さ ) す 模様 ( もよう )
何 ( なに ) をしなくとも  黙 ( もく ) とそう 呟 ( つぶや ) いていた

不意 ( ふい ) に 腕 ( うで ) を 見 ( み ) る 静 ( しず ) けさの 縁 ( ふち )
到頭 ( とうとう ) その 節 ( ふし ) が 堆 ( うずたか ) く 積 ( つ ) もり
身 ( み ) の 自然 ( しぜん ) さと 秋葉 ( あきは ) の 枯 ( か ) れが
無垢 ( むく ) にしんしんと 降 ( ふ ) る その 不束 ( ふつつか ) たちを 認 ( したた ) めようとしていた

どんなに 小 ( ちい ) さく 大 ( おお ) きく 在 ( あ ) っても どんな 機会 ( きかい ) を 巡 ( めぐ ) っても
「いつか 将来 ( しょうらい ) きっとずっと」 そんな 願 ( ねが ) いへと 繋 ( つな ) がるように
思 ( おも ) い 入 ( い ) れの 虚無 ( きょむ ) も 不安 ( ふあん ) な 未来 ( みらい ) でも 得 ( え ) も 言 ( い ) えぬこの 悲 ( かな ) しさでさえ
ただ 等 ( ひと ) しく 抱擁 ( ほうよう ) する 深 ( ふか ) さ

それはどんなに 小 ( ちい ) さく 大 ( おお ) きく 在 ( あ ) っても 何 ( なん ) でもないと 笑 ( わら ) って 厭 ( いと ) う
そんな 私 ( わたし ) の 不安 ( ふあん ) を 拭 ( ぬぐ ) いさる 願 ( ねが ) い 星 ( ぼし ) が 降 ( ふ ) りますようにと
思 ( おも ) い 入 ( い ) れを 籠 ( こ ) めて 選 ( えら ) んだ 言葉 ( ことば ) を 一筆 ( いっぴつ ) 一筆 ( いっぴつ ) と その 文字 ( もじ ) 越 ( ご ) しで
優 ( やさ ) しい あの 声 ( こえ ) を 聞 ( き ) いた

何 ( なに ) をしなくとも
何 ( なに ) をしなくとも

夕陽 ( ゆうひ ) が 暮 ( く ) れる 頃 ( ころ )
何 ( なに ) をしなくとも 礑 ( はた ) とそう 思 ( おも ) い 馳 ( は ) せた

例 ( たと ) え 今 ( いま ) は 未 ( ま ) だ 端 ( はし ) を 渡 ( わた ) るも
いつか 閉 ( と ) ざされてしまうばかり
無知 ( むち ) の 自分 ( じぶん ) さえ 余 ( あま ) すことなく
草原 ( そうげん ) 花畑 ( はなばた ) に 咲 ( さ ) く その 不束 ( ふつつか ) たちを 認 ( したた ) めようとしていた

どんなに 小 ( ちい ) さく 大 ( おお ) きく 在 ( あ ) っても どんな 居場所 ( いばしょ ) に 至 ( いた ) っても
どうか 将来 ( しょうらい ) きっとずっと 無事 ( ぶじ ) に 安堵 ( あんど ) へ 着 ( つ ) けますようにと
大 ( おお ) きな 恐怖 ( きょうふ ) も 故 ( ゆえ ) の 孤独 ( こどく ) も ゆっと 癒 ( いや ) すような その 窓 ( まど ) 越 ( ご ) しで
この 身 ( み ) へ 残 ( のこ ) してくれた 言葉 ( ことば )

どんなに 小 ( ちい ) さく 大 ( おお ) きく 在 ( あ ) っても 何 ( なん ) でもないと 笑 ( わら ) って 厭 ( いと ) う
そんな 私 ( わたし ) の 不安 ( ふあん ) を 拭 ( ぬぐ ) いさる 流 ( なが ) れ 星 ( ほし ) が 降 ( ふ ) りますようにと
大 ( おお ) きなことも 小 ( ちい ) さなことも 一筆 ( いっぴつ ) 一筆 ( いっぴつ ) と その 文字 ( もじ ) 越 ( ご ) しで
優 ( やさ ) しい あの 声 ( こえ ) は 聞 ( き ) こえた

私 ( わたし ) の 生涯 ( しょうがい )
そのまま 将来 ( しょうらい ) 此処 ( ここ ) へ 着 ( つ ) き 疲 ( つか ) れていた

来 ( く ) る 日 ( ひ ) も 初 ( はじ ) めを 見 ( み ) ればもう 居 ( い ) ない
見送 ( みおく ) る その 背中 ( せなか ) の 小 ( ちい ) ささにも
別離 ( べつり ) に 暮 ( く ) れた 後 ( うし ) ろの 咳 ( せき ) で
そうだとその 手 ( て ) を 離 ( はな ) す 私 ( わたし ) が 歌 ( うた ) った 誕生日 ( たんじょうび )

例 ( たと ) え どんなに 深 ( ふか ) く 身 ( み ) を 塞 ( ふさ ) いでも どんなに 辛 ( つら ) くなっても
来 ( きた ) る 将来 ( しょうらい ) きっとずっと 大事 ( だいじ ) な 思 ( おも ) いを 巡 ( めぐ ) らすように
一途 ( いっと ) の 虚無 ( きょむ ) へ 先途 ( せんど ) の 不安 ( ふあん ) へ 愛 ( あい ) を 注 ( そそ ) ぎ 流 ( なが ) す
黙々 ( もくもく ) と 弾 ( ひ ) き 留 ( とど ) めるように

どんなに 小 ( ちい ) さく 大 ( おお ) きく 在 ( あ ) っても 何 ( なん ) でもないと 笑 ( わら ) って 厭 ( いと ) う
そんな 私 ( わたし ) の 不安 ( ふあん ) を 拭 ( ぬぐ ) いさる 願 ( ねが ) う 流 ( なが ) れが 降 ( お ) りますようにと
大 ( おお ) きな 思 ( おも ) いを 小 ( ちい ) さな 文字 ( もじ ) で 一筆 ( いっぴつ ) 一筆 ( いっぴつ ) と 認 ( したた ) められた
愛 ( いと ) しむ その 声 ( こえ ) を 聞 ( き ) いた

だから
どんなに 小 ( ちい ) さく 大 ( おお ) きく 在 ( あ ) っても 何度 ( なんど ) と 立 ( た ) ち 止 ( ど ) まっても
いつか 生涯 ( しょうがい ) きっとずっと 豊 ( ゆた ) かなもので 満 ( み ) ちますようにと
思 ( おも ) い 入 ( い ) れを 籠 ( こ ) めて 選 ( えら ) んだ 言葉 ( ことば ) が 一筆 ( いっぴつ ) 一筆 ( いっぴつ ) と 私 ( わたし ) を 包 ( つつ ) み
優 ( やさ ) しい その 想 ( おも ) いを 識 ( し ) った

ずっと 心 ( こころ ) の 奥 ( おく ) 深 ( ふか ) く